ここでは、Oculus Questで見られる、最近面白いと感じた小品VRコンテンツのひとつ『ジュラシック・ワールド』(無料)を紹介します。
Oculus Questは、ケーブルでパソコンに繋がなくても360度映像や画像、立体視VRが楽しめるVRデバイスで、様々な魅力・使い方がありますが、やはり立体視によってその場にいるかのように体験できるコンテンツが面白いと感じます。
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IMAX 3Dの映画も立体的に見えますがあくまで前方向だけです。VRであれば、360度見回すことができます。(コンテンツによります)
2019年に初代Oculus Quest、2020年にはOculus Quest2が発売され、コンテンツも初代発売当時に比べだいぶ増えてきました。
以前からYoutube上の360度映像や立体視映像も見ることができましたが(もちろん視聴は無料)、それ以外にも無料のコンテンツが増えてきました。
『ジュラシック・ワールド』は360度立体視VR映像です。たしかにVR向きのコンテンツですね。CGは実写のようなクオリティで作られています。すぐそこ、自分の目の前に恐竜がいるように立体的に見えるのは、VRならではです。IMAX 3Dでもこれは体験できません。
2021年1月6日現在短めの動画2つが見られるようになっています。
JURASSIC WORLD: BLUE
映像の尺:7分54秒
本編:6分20秒程度(ユニバーサルのロゴやエンドクレジットを除く)
森の中、小型の馬ぐらい?のサイズの恐竜ヴェロキラプトル(Velociraptor)を中心に、別のいくつかの種類とサイズの恐竜が現れ威嚇し合ったり争う内容で、火山も噴火します。視点が移動します。
JURASSIC WORLD: APATOSAURS
映像の尺:3分8秒
本編:2分20秒程度(ロゴやエンドクレジットを除く)
映像は短めで特にストーリーはなく、森の中で恐竜を観察(監視)する人の視点で、大型で首が長い恐竜アパトサウルス(APATOSAURS)が昼寝しているところから始まります。その後起き上がり、観察者をのぞき込んだり、立ち上がって高い枝の葉を喰んだりする内容です。360度見回せますが、”BLUE“と違い、視点の移動はありません。
恐竜だけでなく、地面や木や草など周囲の風景がリアルに作られています。
どちらも360度立体視VRの映像を鑑賞するもので、2本のどちらを見るか選ぶこと以外、ユーザーが選択肢を選んだり戦ったりするなどのアクションはありません。
やや画質が低めですが、360度立体視の映像をカクつかせずに再生させるためではないかと思います。
すぐそばで恐竜同士が争ったり、大型の恐竜がこちらの目の前に顔を近づけたりしますが、どちらの短編もおどかすような極端な演出はしておらず、カメラ(視点)が移動する”BLUE”の方もカメラの動きは限定的でゆったりしています。見やすく楽しめる内容だと思います。
CGは映画のVFXなどで有名なILM(インダストリアル・ライト&マジック)がてがけています。ILMは映画『ジュラシック・パーク』シリーズのCGを手掛けたアメリカのVFX会社です。