ごく基本的な機能しか使っていませんが、M1 MacBook Air 2020でBlenderは使えています。Blenderのバージョンは2.83.12です。
▶︎M1 MacBook Air 2020についてはこちらの投稿をご覧ください。
例えば以下の操作はできています。
- キューブからの変形、辺や面の作成、ブーリアンモディファイアなどのモデリングと、オブジェクトの複製や削除など一連の作業
- ペアレント
- アウトライナー・エディターでのコレクションの作成や、コレクションやオブジェクトの名称を変更するなどのデータの管理
- プロパティ・エディターでのマテリアルの割り当てや、シェーダー・エディターでの操作
- 3Dビューポートのシェーディングの切り替え
- カメラのキーフレームをうつ
- ミストの設定や被写界深度の操作
- 静止画・連番(アニメーション)のレンダリング
以下、自分のショートフィルム(短編映画)用のVFXからのサンプルです。背景がBlender、モニタの中は静止画でデザインしたものをAfter Effectsで一部動かしています。
以下は制作中のショットです。このぐらいのモデル数のシーンになると重くなるためやりくりが必要ですが、Blender内でカメラにアニメーションをつけ、連番(アニメーション)のレンダリングもできます。
ただし、作業中にBlenderが突然落ちることがあります。M1 MacBook Air 2020のせいか、相性の問題か、単純に自分の扱っているシーンが重すぎるせいか、原因は不明です。
ちなみにこのシーンは、Blenderに地図データを読み込むことができるアドオンBlender-osmのデータを元にして、ビルを作りこんだり差し替えたり、テクスチャを貼ったりしています。
このショートフィルムの撮影と基本的な編集はアメリカで学生として行いました。
▶︎アメリカ留学などについてはこちらの姉妹サイトをご覧ください。
M1 MacBook Airに電源をつないだ状態(厳密に言うとこちらのUSB Cハブ経由で電源を繋いだ状態)でBlenderで連番(アニメーション)のレンダリングをしている最中に落雷で数分間停電があった時、レンダリングはそのまま継続されました。
上記のUSB CハブにUSB給電タイプの外付けハードディスクをつなぎ、そのハードディスクにあるBlenderデータ(シーン)のレンダリングをして、書き出し先も外付けハードディスクにしている状態です。
これは単純に、停電になったタイミングでM1 MacBook Airの電源が電源アダプタから内臓バッテリーに切り替わったということだと思いますが、このハブに外付けハードディスクをつないで使用する場合、ハブに電源ケーブルを挿した状態(ハブ経由で電源を供給している状態)でないと外付けハードディスクの接続が作業中に勝手に切れたりまたつながったりする現象があるのですが、停電中はたまたまそれが起きなかったか、起きていたとしてもたまたまハードディスクへのアクセスはしていなかったということかもしれません。
このショートフィルム(短編映画)の撮影と基本的な編集はアメリカで学生として行い、卒業後のOPTの期間や日本帰国後もバージョンアップを続けアメリカの映画祭で賞もいただきましたが、さらにここで紹介したバージョンアップに取り組みまたアメリカの映画祭で選ばれました。
▶︎これらの経緯については姉妹サイトのこちらの投稿をご覧ください。